Agoopは「メッシュ型流動人口データ」を活用して、新型コロナウイルス拡散における地方観光エリアの代表として、石川県輪島市の人流変化分析を行いました。
石川県輪島市は日本の有名な観光地の一つですが、例外なく新型コロナウイルス拡散により訪問者(観光客)が減少しているエリアです。 昨年のお盆時期と比較すると県外からの訪問者(観光客)は大幅に減少しましたが、石川県内からの観光流入は大幅に増加し回復している状況がうかがえます。 特に近隣都市部の金沢市からの流入が昨年よりも増加しております。 東京都や大阪府などの遠方の大都市圏からの観光流入に頼らず石川県内からの観光流入増加により、 感染拡大抑止と地産地消の経済回復が両立できている良い例になっています。 レポートはこちら https://corporate-web.agoop.net/pdf/covid-19/agoop_analysis_coronavirus_wajima.pdf輪島市の人流変化(居住地別)
(図1)輪島市の今年の日別の人流変化を居住地別にみてみると、お盆期間は昨年同等まで増加しています。特に輪島市を除く石川県内からの流入(オレンジ色)が増加しています。
輪島市への流入変化(輪島市を除く石川県内)
(図2)輪島市を除く石川県内からの流入(図1でオレンジ色)を市町村別でみると、金沢市(赤色)からの流入が増加しています。
輪島市への県外からの流入変化(地域別)
(図3)石川県以外からの流入(図1で青色)を地域別にみると、全体として減少しています。
今後も新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に関わる取り組みを支援するため、価値あるデータを提供できるよう邁進してまいります。